devkitProをインストールしてGC用のプログラムをコンパイルする




~devkitProのインストール方法~

※本ページではOSがWindowsのパソコンを利用している。
従って、それ以外のOSがインストールされたパソコンでは操作手順の差異が生じることに注意されたし。

下記のURL(英語ページ)から各OSでのインストール方法を一通り読んでおくこと。
https://devkitpro.org/wiki/Getting_Started

Windowsの場合は下記のインストーラーをダウンロードする。
https://github.com/devkitPro/installer/releases

インストーラーのダウンロードを完了させたらそのまま「実行」を行う。

「Download and Install~」を選ぶ。
インストール手順1

ダウンロードしたファイルを削除しておく場合は「Remove downloaded files」を選択。
インストール手順2

今回チェックする項目はゲームキューブのみ。
インストール手順3

インストール先は「c:\devkitPro」のままで進む。
インストール手順4

インストールが開始されたら、そのまま完了するまで放置しておく。
インストールが完了したらスタートメニューの「devkitPro」から「MSys2」を起動するか、コマンドプロンプトを実行。
インストール手順5

「cd C:\devkitPro\examples\gamecube\template」と入力して移動。
DOLコンパイル手順1

「make」と入力しソースファイルからのコンパイルを実行を開始する。
DOLコンパイル手順2

すると「C:\devkitPro\examples\gamecube\template」内に「template.dol」が作成されているはずなので
これをゲームキューブで使うSDカード内にコピーしておく。

Home Bros.」などを利用してGC本体でSwissを起動、「template」を選んで実行してみよう。
DOLの実行

このプログラムで反応するのはAボタンのみ。それ以外ではSTARTボタンを押すことで終了することが可能。
サンプルプログラム1

次はA以外のボタンでも反応するようソースファイルに手を加えてみることにする。
ソースファイルは「C:\devkitPro\examples\gamecube\template\source」内の「template.c」だ。
ソースの編集

それをメモ帳などで開き、while内のif判定箇所をコピー&ペースト、「PAD_BUTTON_A」の"A"をBやX、Yに変更してみる。
ソースの編集2

上書きを行い、前述の手順で再びコンパイルを行いゲームキューブにて実行。
プログラム実行中にA以外のボタンで画面が反応すれば成功だ。
サンプルプログラム2

これ以外にも、テクスチャやモデルの表示や音声データの再生といった、なかなか興味深いサンプルが含まれているようだ。